鬼がいない里「鬼無里」。地名の由来のひとつに語られている、
鬼女紅葉(きじょもみじ)の昔話。
地区名に二条、三条とあれば、
伝説の主人公、紅葉が京から流され、
鬼無里(伝説時では、水無瀬)に住まう、
というくだりは、歴史ファンならずとも興味がわく
一説である。さらに、その紅葉を祭る松巖寺の「鬼女紅葉の墓」の存在もさらに真実味を増す。
5月3日の鬼無里は、涼しげな朝。
日中は初夏の日差しもさし過ごしやすいお天気になりました。
その鬼無里にある松巖寺の本堂を舞台に
NPO法人青空会紅葉の里が主催されたコンサートがありました。
境内には、パン・はちみつ・鬼無里の特産の販売ブースに、
マッサージ・占い出店もあり、賑やかなお寺に様変わり!
「BOEN&風子ライブコンサート
~二胡とキーボードの音色に癒されてみませんか~」
風子(ふうこ)さん・・・長野市在住
生後六か月の時、脳性小児麻痺により体幹の
機能障害となるが、キーボードを足で演奏。
阪神大震災後、避難所を回りライブ公演を
行う活動や、絵足紙展、詞の朗読・講演などの
表現活動を精力的に行っている女性。
BOEN(ぼうえん)さん・・・長野市在住
生まれつきの形成麻痺。TVゲーム内の二胡に感動し、
独学にて引き始める。オリジナルCDもリリース。
その音色は多くの感動を呼ぶ。
40名ほど観衆を前に、
まずは風子さんのキーボード演奏。目をつむって聞き入れば、
足で弾いているとは思えない、すばらしい演奏。
また、4曲の合間のトーク。これまた観客を笑わせたり、
びっくりさせたりと、飽きないお話。
その後、お二人で「千の風になって♪」のコラボレーション!
続いてBOENさんの二胡の演奏。オリジナル曲を含め7曲の演奏。
その中、お父様の思いでをテーマとした曲では、
観客の多くの人が目頭を押さえ、そっとハンカチでぬぐう
場面も。
盛大な拍手の中、あっという間の2時間が過ぎたお二人の演奏。
お寺の雰囲気、さらに良い場になった演奏でした。
この会場の松巖寺がご実家である、清水代表は願います。
「11年前までは7,000人が住まう鬼無里であったが、
現在は1,500人までに減少。青空の会は26才から76才の
9名がこの鬼無里が元気になることが目的で活動しています。
今日のこのコンサートにお越しいただいた皆様、またぜひ、
鬼無里にお越しください」
さて、清水代表。午後の鬼無里神社例大祭にて山車を引く
お手伝いを元気にされていたこと、ご報告いたします!