「台風19号災害から復興へ 語ろう! つながろう!」を開催しました!!

【まんまるのイベントレポート】
NPOカフェまんまる×長野市域災害時支援ネットワーク交流会
「台風19号災害から復興へ 語ろう! つながろう!」

7月5日(日)、長野市ふれあい福祉センターにて、「台風19号災害から復興へ 語ろう! つながろう!」を開催しました。

 

2019年10月13日未明、長野市で発生した台風19号による災害は、市内の6地区で大きな被害を出しました。
直後から、市内外のさまざまな人たちが支援活動をしてきました。そして、これからも。
しかし、市外の団体は、3月ごろから少しずつ長野市を離れています。市内の団体が活動を受け継ぐ様子も見受けられます。
市内では、もともと災害支援をしている団体だけでなく、新しく生まれた団体、企業や組合などもともとは災害支援をしていない団体も多くが被災した地域に入り、活動してきました。
まんまるも発災当初から長野市災害ボランティア委員会への協力、個人ボランティアや物資支援の申し出の受付など支援活動に関わってきました。

その中で感じたこと・・・。

今後の復興に向けて、このさまざまな団体が顔の見える関係でゆるくつながり、時には個々で、時には一緒に、助け合いながら活動することが必要なのでは?
すでにつながつている団体もたくさんありますが、私たち自身も含めて、誰も全体像がつかめていないと感じていました。
そこで、長野市災害ボランティア委員会と一緒に企画し、話し合いを繰り返し、当日を迎えました。

前半は、リレートーク。
長野市復興推進課、市社協ささえあいセンターから現状と今後について。


Hope Apple(穂保被災者支援チーム)と松代復興応援実行委員会にも地域での活動について話してもらいました。

それをうけて、後半はグループワーク。
その名も「おでんカフェ」
おでんのようにいろんな人(具)が同じ鍋の中で弱火でコトコトと煮込まれていい味になるようにとの願いを込めました。

現在みなさんが現場で見聞きしているニーズを出し合い、そのニーズを受けて今後どんなふうに復興への活動を考えているか?を共有しました。

それぞれに見ているニーズも違いました。また、ボランティアそのもののあり方についても話し合ったグループがあったようです。
主義主張、手法は違っても目指すのは長野市の復興です。それぞれの活動を知ることで自分の立場や活動を改めて見つめることもできたのではないかと思います。

コロナ禍での開催には神経を使いました。思うようにならないことも多々ありました。本当なら自由に出会い、語り合いたいところですが、名刺交換なども制限させてもらいました。

後日回答いただいたアンケートの中には、「今後のために研修をしてはどうか?」「もっとじっくり話したかった」「またやってほしい」などの肯定的な意見もありましたが、中には「ネットワークは必要ない」「運営の仕方に工夫が必要だ」というご意見もありました。今後、このネットワークをどう運営していくか、関係者で話し合っていく必要性を感じました。

また、被災した地域の住民自治協議会から、豊野地区・長沼地区の会長が参加。「何をもって復興か?住民が思う復興への活動を、寄り添いながら支援してもらいたい」というメッセージが発信されました。

まんまるとしても災害支援とは何か?復興とは?などたくさんの課題をいただいたと思います。
次回は、長野市ボランティア連絡協議会が中心となって第二回目を12月開催予定です。

次の災害がいつ起きるかは誰もわかりません。その時、バラバラで活動するのではなく、互いの活動の様子を知り、足りないところを補い合ったり、調整し合ったりするつながりができていくことを期待しています。