1月23日(土)篠ノ井交流センターで「SDGsを知る」勉強会が行われました。
主催したのは、篠ノ井地区で認知症を知る、男女共同参画、災害などをテーマにした寸劇などの啓発活動を行っている信州なでしこ隊。結成10年になるこの隊のメンバーは60~70代の元気な女性陣です。
代表の柳原静子さんは「最近よく耳にするSDGsについて知りたい。メンバーと一緒に学び考え、自分たちの活動につなげていきたい」と話します。
当日は信州なでしこ隊の8人と寺子屋ダンディの10人が参加しました。 寺子屋ダンディはなでしこ隊と一緒に活動をしている男性グループです。
勉強会では、市民協働サポートセンターが講師となり、SDGsを「知る」→「自分ができること」→「グループでできることを考える」の順に進んでいきました。
「知る」ところでは、国連が採択した持続可能な開発目標SDGs(エスディージーズ)ができた経緯や日本の現状などの説明がありました。 「sはなんで小文字?」などと小さな疑問もどんど ん出して場を温めてくれました。
「自分ができること」は、「草木を植える」「物を大切に使う」「周りの人と親しくして健康でいること」などがあげられました。
その後、4人ずつ組になり、「グループでできること」を考えました。 その中では「私たちの活動は劇を通した啓もう活動だよね」などとメンバー内で活発な意見交換。
時に、「テーマが壮大すぎてグループや自分にできることなんて思いつかない」という声もありましたが、それはなぜなのかから考えをほぐしていくと、 「一人ひとりが選挙に行くことが大事なのかな。ではその呼びかけもできるんじゃないか」という意見にたどり着く場面もあり、みなさんの考えの深さに驚かされました。
最後に各組から出された「グループとしてできること」の発表会。 「なでしこ版フードバンクをつくる」「児童館などでの寸劇をさらに充実」「みんなが集まって定期的に交流」と意見が出て、早速実行に移そうと具体的に考えていました。
今回、自分自身の変化を感じてもらいたいと思い、勉強会の前後で「SDGsに対する意識(イメージ)」を聞きました。 最初は「なんだかわからない」イメージから「できることがあるように思えた」と意識の変化を感じてくれた方が多く、とても嬉しかったです。
まずは自分から変わらないといけない、身近なことが大切。子どもたちに美しい日本を残していきたいと、次世代への強い想いも感じました。
人生の大先輩である信州なでしこ隊・寺子屋ダンディのみなさんと勉強できたことは、私たちセンターにとっても有意義なものでした。 本当にありがとうございました。