【イベントレポート】
今回のTalk&Talkはオープン企画として、同日開催のコミュニティマネジメント講座の参加者にも声をかけ、リアル9人・オンライン10人で開催。なんと!講師の呉哲煥さんも残って参加してくれました。
<アイスブレイク>
「さあ!みんなでドラえもんを描いてみよう」リアルもオンラインもみんなでお絵かき。なかなか思い出せず、うまく描けないものですね。笑いが起きて会場があたたまります。
<講座を受けてみての感想をシェアしよう!! >
まずは、講座の感想をシェア。「もやもやが整理できた」「ほかの人も同じ悩み=安心感得られた」「自分の考えをあと押ししてもらえた」など呉さんの優しい話し方の中にある熱い思いや力をもらって前向きになっている様子がわかりました。また、「コロナで私たちの覚悟を試されていると思った」「コロナでオンラインの幅が広がった」という声も。今後に向けての一歩が踏み出せるものだったようです。
<ウィズコロナ・アフターコロナ>
そして、ここからが本題。昨年春から新型コロナウィルス感染症の拡大でNPO活動の現場は大きく変わらざるを得ない状況です。当初はほんの少し息をつく時間をもらった感もありましたが、NPOが支援する人たちは待ったなしという場合も多く、少しずつ工夫を重ねて活動を再開しています。国の緊急非常事態宣言からみなさんどんなふうに過ごしてきたのかシェアしました。
トピックとして、ながの協働ねっとの会員を代表して2団体に取り組みを共有してもらいました。
NPO法人エリアネット更埴からコロナで元気がなくなってしまった地区内のお店や様々な活動者の動画を集めたサイト「みんなの街まちサイト」について話してもらいました。
社会課題に取り組むNPOだからこそ、専門性のあるNPOならではの活動としてとても先進的な取り組みです。また、社会の動きに即応する機動力は素晴らしいです。
ウェルカム三才児プロジェクトの太田さんには、台風19号災害時に立ち上げた団体の支援活動の状況を話してもらいました。
災害復興がまだまだ続く中コロナ禍に巻き込まれた被災地長沼。地域コミュニティの再建に向けて住民を中心とした活動が展開されていますが、住み続ける選択を迷う人も少なくないとのこと。さらに人と人が行き交う場が必要と、花の苗の配布や物資支援、歴史ある土壁ワークショップなど比較的三密を避けやすい屋外での活動をしています。しかし、大型のイベントもコロナでやむなく中止。「オンラインを活用するなど集まらなくてもできることを考えていこうと思っている」と話しました。
講座のグループワークでもこのコロナ禍で活動を進めるにあたっての課題や工夫を語り合いましたが、再度グループごとに互いの工夫や思いをシェアしました。
- ITのサポートの依頼が増えている=オンライン難民のサポートをしたい
- 孤独にならない子育てを目指して学習サポートのオンライン化に取り組んでいるが、やはりリアルの場所も必要と模索しながら活動を変化させている
- コロナ前より多様な人とのかかわりができた。今のコロナ禍を活かせることがたくさんあることに気付いた!
- 企画をするときにコロナ対策をしっかりしていることをアピールしていく
- お休みできない活動。どうしていこうか考えたい
など、グループ内で熱い議論があったようです。
さらに、今後アフターコロナ・ウィズコロナに向けて今考えていること、他の団体と連携しながらやりたいこと、「私」としての決意などを出してもらいました。
- 多様を大切に
- つながる能動性を考える
- 孤立しないさせない! おしゃべりの場づくりを
- リアルにこだわりたい!リアルな場を大切に
- 全国的な情報収集が大切
- 世界のネットワークに参加しよう
- シニア×移住者。オンラインでつなぐ
などなど力強い言葉が次々繰り出され、市民活動の未来は明るい!と思えました。
あっという間に時間が過ぎ、名残を惜しみながら終了となりましたが、協働ねっとだからこそできた力強くあたたかい場になりました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。