【まんまるの最新情報】
夏休み、お家にいてもSDGsが学べる!!
高大生と一緒に考える身近で深ぁ~いSDGsを知る時間
ユースリーチ公開講座×SDGs集中講座
1日目を8月7日(土)午後開催しました。
1回目のテーマは国際理解 「お隣さんは外国人 多文化共生ってなあに?」
でした。
ゲスとにNPO法人ムワンガザファンデーションの小林フディアさんと
国際交流コーナーから国際交流員のナラスさん。
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フィデアさんは、結婚を機に、パートナーの故郷長野県飯綱町にタンザニアからやってきました。
日本に来てよかったことや、長野はとても良いところと話しました。
また、結婚して同居した義父と義母の存在がとても大きく大切だったことやエピソードも語りました。
中でも、タンザニアの4つの宝物の話が参加者の心をつかんだようです。
お年寄り、子ども、障がい者、お客さん。
お年寄りには生きる知恵があり、子どもは希望、みんなで育てる。
障がい者は神様に一番近い存在で、弱い、かわいそうな人ではない。
そして、隣の村から、外国から来るお客さんも大切にする。
1日目はお客さんとして、2日目からは家族として・・・。
タンザニアには助け合う、分け合う精神が根付いていると。
ナラスさんからは、長野市在住の外国籍の方の人数やどこの国から来ているのか?
など基本的なデータを示してもらいました。
ここ数年増加しているのがベトナム人、その多くが技能実習生とのこと。
ベトナム人をはじめ、外国籍の人たちは日本語の難しさに困っていると話しました。
あいまいな表現や数の表現が複雑、丁寧語や謙譲語などなどなど・・・。
簡単に、はっきりとわかりやすく「やさしい日本語」で伝えることが大切だそうです。
後半はそれを受けて、ユースリーチの高大生が企画したワークショップ。
「やさしい日本語」に言い換えてみよう!をクイズ形式で参加者に投げかけました。
「避難」は?
「つきあたりを右に」は?
ゲストの二人にもアドバイスをもらいながらみんなで学んだ時間でした。
そして、2回目のテーマはジェンダーレス「今からでも遅くない! ジェンダーレス」
ゲストには、元養護教諭で川中島の保健室の白澤章子さん。
紙芝居を使いながら、性について話してもらいました。
人間が生まれる前からどうやって性が決まっていくのか?(あるいは決まらないのか?)
もともとはすべての受精卵は女性で、それがいくつかのタイミングで男女を分けていく。
カタツムリは雌雄同体。これは比較的知られいてる話ですが、
ウミガメは卵が埋まっていた砂の温度で性別が変わるそうです。
驚きと感動に満ちたお話。
紙芝居では、トランスジェンダーの「マコト」さんが登場し、
参加者に「男らしさ」「女らしさ」って?と問いかけます。
LGBTQ、多様な性が存在する中で、多数派は普通ではない、多様性を認め合う社会どうしたら築ける?
最後に白澤さんから「妊婦さんはなんで生まれる前に性別を聞きたがるのでしょう?」という問いが投げられ、
後半のブレイクアウトセッションへ。
各グループでは白澤さんの話についての感想をシェア、自分の体験や自分の周りの人たちのことなどが語られました。
参加者の中に中学校の先生も。
子どもたちにこういったことを学び考える機会をどう作ったらいいか?考えたいと話しました。
また、高校生からは「生徒会は男女半々だけど、なぜか?会計は女子とか役割が固定していておかしい」
「子ども服の色はどうして女の子はピンク、男の子はブルー?どっちでも選べるようにしてほしい」
など、素朴で重要な疑問も投げかけられました。
講師のお話は、尾形望さんによるグラフィックレコーディングで記録。
しばらくまんまるに掲示していますので、ぜひご覧ください!!
どちらも短い時間でしたが、内容の濃いものになりました。
準備段階でテーマ選びから当日の流れ、講師との打ち合わせなど
すべてユースリーチのメンバーと考えてきました。
11日は、環境と教育がテーマです。まだ申し込み受け付けています。
お楽しみに!!!