8月6日、小学生の親子と、地域まるごとキャンパスの参加者が一緒になり、災害が起きたらどうするかを考えるワークショップが開催されました。
場所は主催の被災地を写真でつなぐ実行委員会の拠点である小布施の学生NPO活動協働センター信州ベース。
ワークショップ前半は、災害がおきたときを想定し自分ならどうするかを考えるクイズをしました。
「夕方、台風により近くの河川の水位が上昇してきた。家には高齢の祖母がいる。さて、あなたはどうする?」といったお題が出題され、グループで意見を出し合いました。
「もし祖母が足が悪かったら?」などとさまざまな過程を織り交ぜながら、グループごとに真剣に話し合いをする様子が見られました。
後半は避難所運営ゲーム。
自分が避難所の運営者となる体験するという内容です。
「〇○国籍の〇歳と〇歳、子ども〇歳と〇歳が避難してきました。お父さんは日本語話せません」「明日の午前1時にトイレが届きます。場所確保してください」といった事例が次々に発せられ、対応していくゲーム。そのスピードと多様なニーズ、限られた資源やスペースをどう確保するのかといった問題に頭を悩ませながらも必死に運営をする参加者たち。
小学生から大人までみんなで力を合わせて運営体験をしました。
終了時には「難しい。どうしたらいいのかわからなくなった」とため息をつく参加者も。
2つのグループに分かれてゲームをしましたが、どちらのグループも場所が足りなくなり、運営の難しさを体感したようです。
参加した高校生は、「難しかったが、ぜひ自分の周りの友人や地元の中学校などでもやってみたい」と話しました。
主催した被災地を写真でつなぐ実行委員会の代表、須磨航さんは「避難所運営や避難行動のすべて正解があるわけではないが、もし…だったらと様々な場面を想定して、自分だったらどうするかなどと考えてほしい」と話しました。
被災地を写真でつなぐ実行委員会では、避難所運営ゲームや防災、減災に対する意識を高める活動を日頃から行っています。
ぜひご覧ください。https://www.facebook.com/7.5tunagu/