【まんまるの最新情報~開催レポート~】
市民協働サポートセンターとながの協働ねっとは、寄付をテーマにした交流会「寄付から始まる新たな可能性を探そう」を11月26日に開催しました。
これまでさまざまな手法で寄付を集めたNPOと、実際に寄付をした企業やお寺など、個性あふれる多種多様な参加者26人が集まり、寄付が必要である理由やその手法、寄付をした理由やその先に目指すものを共有して交流しました。
第一部は寄付を集めたNPO側の話。
令和元年東日本台風で被災したみそ蔵の復活を目指しクラウドファンディングを実施したキセキのみそ復活プロジェクトの河野ます美さんは、「クラウドファンディングは単なる金集めではなく、その目的を明確にすることが大事」と話しました。
他にも寄付付き商品を販売している長野市災害ボランティア委員会やNPO法人えんまる、長野県社会福祉協議会から、寄付を集めるために大切になる視点や集めた後の寄付者への報告の重要性などの話が続きました。
第二部は寄付をした企業やお寺側のお話。
第一生命の難波哲人さんとJTの戸川浩司さんからは、さまざまな形で社員がボランティアに励んでいることや、何か社会貢献をしたいけど何をしたらいいかわからない企業も多いといった話がありました。
十念寺の袖山栄輝さん、蓮香寺の樋口良宏さん、西光寺の竹澤泰宏さんからの話では、地域とのつながりをとても大切に考えており、そのお寺のみなさんも地域貢献を常に模索していることなど、普段はなかなか聞くことができない想いを聞くことができました。
また、長野工業高校の松井悠起さんからも、自分たちが社会貢献をしている想いを語ってもらい、その誠実な姿に参加者からも大きな拍手。
最後はグループワークを兼ねて交流会。
「寄付がなぜ根付かないのか」という問いが投げかけられると、「寄付に対する教育が必要では」「近所へのおすそ分けなど昔からあったではないか」「寄付をしたときに感じる達成感を得られることが大切」などとグループ内で意見が交わされました。
「普段なかなか聞くことのできない話が聞けた」「さっそくコラボしたい」「また開催してほしい」といった感想もあり、みなさんが新たな出会いを楽しんでいる様子がうかがえました。
こんな想いをもつ人がたくさんいる…寄付と長野への新たな可能性を感じた2時間でした。
参加していただいたみなさん、ありがとうございました!!
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