1月14日、長野市生涯学習センター大学習室で開いた「ながの地域まるごとキャンパス×ユースリーチ『NEXT STEP~報告会と交流会で次の自分へ~』」。
第一部は、地域まるごとキャンパス提案団体からの事例紹介と、テーブルごとのフリートーク。学生といっしょに取り組んだことや、学生と活動してよかったこと、課題などを話し合いました。
最初は「学生との活動に興味はあるが、どうしたらよいのかわからない」といった団体が、学生を受け入れた結果、若い力・アイデア・感性が入ることで活動が盛り上がり、団体の活動を見つめ直すきっかけになった。
学生は「任される」ことで自信を得て、地域の一員として楽しむことができた。
双方の課題は、連絡の取り方とスケジュールの調整。電話かメールか、それともLINEか。学生は思った以上に忙しく、夜しか連絡が取れなかった、など活動を振り返りながら感想と課題を話し合いました。
第二部は、地域まるごとキャンパスとユースリーチからの活動報告。
地域まるごとキャンパスは開始から5年目。今年度は、新規12団体を含む31団体から提案があった活動に150名の学生が参加し、取組を盛り上げる学生ボランティア「まるキャン向上委員会」も立ち上がりました。
ユースリーチは、特に盛り上がった8月のキャンプと、演劇公演「カイミトラの音楽隊」を行ったShine Projectなど、活動の様子が写真と動画で紹介されました。
パネルトークは「コミュニティづくりの達人」NPO法人CRファクトリー代表の呉哲煥さんを迎え、学生と団体代表を交えたトークに続いて、テーブルごとでフリーにトーク。
キーワードの一つは【越境】。普段とちがう場、いつもと違うメンバーの中に自分を置くで得られる刺激と体験が、自分の興味と社会を広げること。そして、学生も社会人も、もうひとつの【居場所】を持つことでワーク・ライフ・コミュニティ・バランスがとれること。また、参加者同士の【関係の質を高める】と、より楽しくなり、成果も上がることなどを、呉さんのお話から学びました。
地域まるごとキャンパスもユースリーチも社会との接点になり、さまざまな出会いと経験を得ることができます。「やるか、やらないか」に迷うより「言ってみる」「やってみる」ことで経験値が増えていきます。進学や就職で地元を離れても、いつか「あの時の経験を思い出して」Uターンして活躍する人があれば、長野はすばらしくなっていくと期待が高まりました。