日 時: 5月28日(日) 13:30~16:00
場 所: もんぜんぷら座3階 304会議室
参加者: NPO、行政関係者、地域活動・市民活動団体など
講 師: 寺澤順子さん ・吉田百助さん (ソーシャルデザインセンター)
内 容: NPOにとっての効果的な広報ツールの選び方や広報をするうえのでのリテラシーを学びながら、実際にWordで新聞広告を作るワークショップを開催。最優秀作品1点を選び、長野市民新聞「市民とNPOのひろば」に無料掲載。
<NPOにとっての広報ってなに?>
団体の紹介やイベントの告知など、NPOの活動を広く知ってもらうために必要不可欠な広報。でも、なかなか認知してもらえない、どんなツールを使うのが効果的なのか、チラシの作り方がわからない…etc、頭を悩ませている団体関係者も多いのではないでしょうか?!
最初に一人ずつ「今日参加した理由」などを自己紹介。
そして、講師の寺澤順子さんから、「NPOにとっての広報」についてレクチャーがありました。
NPOの広報は、「共感して信じてもらうこと」と寺澤さん。さまざまな媒体がありますが、地域性や保存性、社会的信用を得る意味においても新聞広告とNPOとの親和性は高いということでした。
また、<1.誹謗中傷・批判を避ける><2.負の過激な発信であおらない><3.他人の経験を勝手に引用しない><4.書籍・新聞・雑誌などを勝手に紹介しない> <5.肖像権に気を付ける>など、身に着けておくべきリテラシーについての話もあり、参加者は真剣に耳を傾けていました。
<Wordで新聞広告をつくってみよう!>
いよいよ後半は、実際にWordを使って新聞広告を作ってみます。
文字入力に使われることの多いWordですが、「基本的なスキルをおさえれば、チラシやパンフレットを作ることも可能」と講師の吉田百助さん。
これまで吉田さんが作成したチラシやパンフレットを見て、参加者からは「すごい!」という声が。「大丈夫、みなさんも作れるようになります!」ということで、さっそくWordを立ち上げて作業開始です。
それぞれ持参した団体のロゴや載せたい写真を使いながらデザインを決めていきます。今回は、まんまるスタッフ総出でサポート体制をとり、「ここはどうしたらいい?」という参加者の質問に随時答えながら進めました。
ある程度完成したところで、それぞれの作品を見て回り、お互いの「いいところ」を伝え合います。
「スッキリしていてわかりやすい」「色がきれい」「インパクトのある写真の効果で伝わりやすい」「このイベントに行きたくなった」など、ポジティブな意見がたくさん出ました!
他の人の作品を見ることでさまざまな気づきがあったようです。
最後に講師からの講評です。
「一番伝えたいことを左上に書く」「色を何色も使いすぎると伝わりづらくなることも」といった話がありました。また、多くの人に読みやすいよう工夫された書体「ユニバーサルデザイン(UD)フォント」についての説明も。加齢によって文字が読みにくいと感じる人や、障がいによって文字が読みにくい人がいることを理解したうえで、レイアウトやフォントを選ぶことが大切と指摘。参加者からは、「公共性の高い内容を発信するからこそ、多くの人にとっての読みやすさを考えることが重要であるとわかった」との声がありました。
<参加者の声>
・基礎から学べてよかった
・広告の効果や作成時の具体的なポイントがわかりやすかった。リテラシーのポイントが特に参考になった
・色について学べてよかった
・まだまだ知りたいことが多く、数回にわけて企画してほしい
・色の組み合わせについても知りたいと思った
・スタッフが多く、いろいろ教えてもらえて勉強になった
作品は、フィードバックをもとにブラッシュアップをして、ソーシャルデザインセンターが審査を行います。そして、最優秀作品1点が7月4日の長野市民新聞「市民とNPOのひろば」広告欄に無料掲載される予定です!おたのしみに!!
#市民協働サポートセンター #NPO #講座 #広報 #広告 #市民とNPOのひろば