市民活動をするうえで自団体の活動を伝えることや参加を呼び掛けることはとても大切なことですが、多くの人に記事を読んでもらうための工夫はあるのでしょうか。
今回の講座では記事やコンテンツを読む決め手になる「タイトル」の付け方のポイントと会話型AIサービス「ChatGPT」の活用方法を学びました!
日 時:2024年6月16日(日)13:30~16:00
場 所:もんぜんぷら座304会議室
参加者:10名(講師含む)市民活動団体、住民自治協議会、市民ライターなど
講 師:寺澤順子さん(ソーシャルデザインセンター)
内 容:①講義
②グループワーク
③個人ワーク
参加費:1人500円
<共感から行動へつなぐことが大切>
まず初めに自己紹介。「地区の回覧板で目に留まる工夫をしたい」「広報担当になったばかりで…」など参加した理由を一人ずつ話しました。
その後、講師の寺澤順子さんから「NPOにとっての広報」についての講義がありました。NPOが広報する上で大切なのは「共感から行動へつなぐこと」。一人では地域は変えられないけど、仲間をつくり、行動する人が増えることで地域を変えられるということでした。ではどうしたら行動につなげられるのか。
その入口としてタイトルの重要性について聞きました。
<心をつかむタイトルの作り方とは>
記事やコンテンツを「読みたい」と思わせるにはいくつかポイントがある、と寺澤さん。即効性(例「たった3日間で○○できる!」)や具体的な数字を入れる(例「7人に1人の子どもが貧困?無料相談窓口教えます」)など、シンプルで分かりやすくインパクトが出せる10の型があるそうです。
他に、どんな人に読んでもらいたいかなどタイトルを付ける時のポイントを聞きました。また、AI技術の進展とその社会的影響や、人材不足などのNPOの課題を踏まえ、会話型AIサービス「ChatGPT」の使い方も教えてもらい、ワークで実際に使ってみました!
<AIを体験してみる>
まずは「ChatGPT」に慣れるため、取材記事のタイトルを考えるというお題のグループと、まんまるで毎月第4火曜日に開催しているボランティアサロンのサロン名を考えるというお題のグループに分かれ、タイトル案を考えました。
「『10個考えて』ってお願いしたら一瞬で10個の案が返ってきた!!すごい!」や、「文章でChatGPTに指示した方が良い?それとも『かっこよく』みたいに端的で良いの?」など情報交換やお互いにアドバイスし合いながら和気あいあいとワークが進みました。
慣れてきたところで個人ワークへ。準備してきた、現在執筆中の記事データや新規事業の計画書などを元にそれぞれタイトルを考えました。
最後に、ワークで考えたタイトルと今日の感想を発表。
参加者からは「今まで一人で考えていたけれど、一緒に考える相棒ができたみたいで嬉しい!」「自分で考えつつChatGPTも活用して相手に響くタイトルや文章を目指したい!」などの声がありました。 寺澤さんは、「AIに振り回されずうまく付き合ってほしい。仲間でシェアしてよりよいものを創って」と話しました。
講座終了後に感じたのは、環境や高齢化など社会課題や地域課題と向き合うNPOはAIとの協力が活動を助ける可能性があるのかも!ということ。
しかし、共感し行動につなげるためにはAIの言いなりではなく、 人が主体となって相手や課題と向き合うことが大切だと感じました。
#情報 #NPO #長野市 #市民活動 #市民協働サポートセンター #広報講座