長野市浅川地区にある、元地域おこし協力隊の宋裕光さんのブドウ園でワインブドウを収穫するボランティア活動があると聞き、さっそく行ってきました。
この日ボランティア活動に参加したのは、通信制高校つくば開成学園高等学校のボランティア委員会の5人と、先生。そして土壌と人とのつながりに関心があるという京都から来た学生も参加しました!
始めに宋さんからブドウの収穫の仕方を教えてもらいました。
「これまで大事に大事に育ててきたブドウなので、生まれたての赤ちゃんをだっこするような感じで大切にバケツに入れてほしい」とアドバイスも。
参加者はそのアドバイスを胸に、丁寧な手つきでブドウの収穫に励んでいました。
作業は思ったより早く終了!60㎏ほどのブドウを収穫しました。
「なんかあのブドウがこんな大きくなっていて…感動する!」
それもそのはず。実はこのブドウ園でのボランティア活動に、同学校で春に立ち上げたボランティア委員会のメンバーは継続的に参加してきました。
ブドウの樹の皮をはぐ作業など、このブドウの成長の過程では多くの力を貸してくれたこの学生ボランティアたち。
作業しながら宋さんたちといろんな話をしてきたそうで、中には宋さんの生き方に感銘を受けて、”自分の本当にやりたいことをあきらめたくない”と、親を説得して進路を変更し、春から新たな一歩を踏み出すことを決めた生徒もいました。
「宋さんとの出会いはぼくの人生を変えました。感謝しかないです」と、その告白には感動でした。
活動をサポートしてきた同校の先生方も「こんな貴重な体験をさせてもらえてありがたい」と話しました。
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「地域を知り、地域の役に立てたら…」という思いで始まったこのボランティア委員会の活動は、地域の大きな力になったのはもちろんですが、学生たちの心にも大きな影響を与えたようです。
地域活動・ボランティアのすごさ、学校以外での学びの深さを改めて感じた、本当に素敵な活動でした。
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ちなみに、このボランティア委員会の始まりは、同校の先生が「学校でボランティア委員会が立ち上がりそうで。どんなボランティア活動ありますか?」という相談から。
偶然あった浅川地区の草刈りボランティアに、フットワーク軽く先生が私と一緒に参加してくれました。
活動を通じて同地区を気に入ってくれた先生。
「まずは浅川地区でボランティアを始てみないか、生徒と進めてみます」と、委員会の活動が始まりました。
結成する際には、市民協働サポートセンターも授業に参加し、「ボランティアとは?」など話をさせていただきました。
このような協働が生まれたこと、そしてその過程にセンターがいることは幸せで、そしてこれからも一緒に歩めたらなぁと思っています。
「地域との協働って?」
「探求学習をもっとおもしろくしたいなぁ」
そう思ったら、ぜひ相談にいらしてください!
一緒に地域を、人との出会いを楽しみましょう!