【開催報告】NPOステップアップ講座「補助金を活用してまちづくりに挑戦しよう!」

日 時:2024年9月28日(土) 15:00~17:30

場 所:もんぜんぷら座304会議室

参加者:11人 

講 師:  三浦 正士さん (長野県立大学)

事例共有:穂谷真弓さん(若穂民話の会)

     河西映子さん(第三地区住民自治協議会)

     山越久美子さん(NPO法人ITサポート銀のかささぎ)

内 容:長野市の「ながのまちづくり活動支援事業補助金」の募集にさきがけ、まちづくりを行う団体を対象に事業概要や申請の注意点などを伝える講座を開催。申請に向けて、実際に申請書を書いてフィードバックしあうというワークを実施しました。

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<第一部>

最初の長野市地域活動支援課からの事業説明では、「どんな活動をしたいか、どんな課題を解決したいかを明らかにすることが大切」との話がありました。

続いて、過去の採択団体が、申請の際に奮闘した点やプレゼンの注意点など、“申請のリアル”を披露。

民話をカタチに残す活動をする若穂民話の会は、補助金によって民話の紹介活動が順調に進み、地域活性化につながっているとのこと。申請の注意点として、「目的・目標・手段を明確に」「補助金額は毎年減っていくので計画的に」などを挙げました。また、プレゼンの際は「印象付けの工夫を!効果を最初に伝えるのもインパクトあり」とのアドバイスがありました。

 

 

 

 

 

第三地区住民協議会は、「マンション住まいで地域とつながりのない人が多いことや、子どもが少なく楽しむ機会がない」という課題を解決するために「お祭りスタンプラリー」を実施して今年で7年目になります。補助金利用では、通帳を別にするなど会計を明確にしたそうです。

ITサポート銀のかささぎは、虐待を受けた子どもたちの学習支援をしています。補助金の採択によって活動に弾みがつき、他地域からもオファーが来るようになったそうです。補助金のコンセプトを理解することの重要性を訴えつつ、「申請書は何回も書き直して心がくじけるかもしれないが、信用を得ることにもつながる」と締めくくりました。

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<第二部>

後半では、補助金申請の要諦を学んだ後、「なぜやるのか」「なにをやるのか」を実際の申請書を使って言語化するワークを実施。講師の戸井田センター長(市民協働サポートセンター)は、「専門用語を使っていませんか?納得感がありますか?」とアドバイス。それぞれが書いたものを他団体に発表し、フィードバックを受けることで、客観的にどう見えているのかを知ります。熱のこもった発表に、熱いフィードバックで応じる参加者のみなさんが印象的でした。

最後に補助金審査委員長の三浦 正士さん(長野県立大学)より、まとめとして「まちづくりとは何か?」「協働の重要性」について話がありました。審査の際に重要視しているのは、「公益性・独創性・発展性・自立性・実現性・積極性」の6点とのこと。「熱のこもった申請書が来ることを願っています」と参加者にエールを送りました。

参加者からは、「大変役に立った」「今後の活動に活かせそう」「採択団体さんの情熱に感銘を受けた」などの感想が寄せられました。

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