【市民活動レポート】信級地域で学ぶ!「森と自分たちの関わり」

10月27日、信州新町信級地区にある長者山を舞台に、信級きぼうの森が森林との関わり方を体験を通じて考える催しを開催し、長野市内外から親子など約40人が参加しました。

▲事務局の関口善人さん

前半は、標高1160mの長者山の頂上を目指したウォーキングから始まりました!

落ち葉やドングリなどを拾いながら山道を歩く子どもたち。手に持っていた袋にせっせと集めている子も。

▲栗の拾い方を学びました。

頂上から見える壮大な景色に、地区外から参加した親子は「こんな雄大な景色が見えるところがあるんだ」と感嘆の声をあげました。

▲「どこの山かな?」

途中の山道で、森林教育として、講師である長野県指導林業士の香山良人さんから、森の状態や森林と人々との関わりについて話がありました。

ー昔この森に植樹した頃に比べ、今の暮らしは木を使わなくなってしまっている。また、国産の材木の値段も下がってしまっていて、なかなか生業としても厳しくなっている現状。しかし一方で木との関わりを見直す動きもでてきているといった話や森も守るために適切に木を切っていくことなどさまざまな話を聞きました。森林について改めて考える機会になったようです。

長者山の山頂から戻ってくるとお昼タイム!

信州新町といえばジンギスカン!ということで、ジンギスカンを焼きました♪

また、今年の夏に発足した「よっとくらい」のみなさんからの芋汁のふるまいも。「よっとくらい」は、栗林昌枝さんを代表に、信級地区で「何か楽しいことをしたい」「みんなが過去の経験や得意を活かしておもしろいことができたら」という思いで結成されたグループです。今回信級きぼうの森がイベントをやるということで協力してくれたそうです。

芋汁をほおばる子どもたちを見て「喜んでくれて嬉しい。自分たちだけでやるのもおもしろいけど、みんなでやるともっと面白い」と同グループメンバーが笑顔で話しました。

▲さといも善光寺も入った芋汁。      ▲焼き場づくりで参加者同士の交流も。

自然の中で子どもたちが森林を体感できるようなワークショップももりだくさん

▲シイタケの駒打ち体験。

▲大人気のツリークライミング体験

▲高所伐採の様子

参加者からは、「知りあいに誘われてきてみたら、こんなすばらしい地域があるとは知らなかった。貴重な体験ができて嬉しい」と感想がありました。

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開催した「信級きぼうの森」は、この信級地区で「自分たちの山は自分たちで整備したい」と地域活性と森林資源利活用を目指して結成され、登山道の整備や森林体験交流会などを開催しています。

同団体事務局の関口喜人さんは「この地域をなんとかしたいという思いと、子どもたちが楽しめる場を安全にしていきたいと思い活動をしている。自分たちも山に入るいい機会にもなっている」と話しました。

同団体の活動はこれからも続きます。今後の活動にも目が離せません!